2007年01月18日

そして白い息は冬の空に消えていった

Kと呑んだのは久しぶりだった。
二人ともあまり酒に強いほうではないので、カクテルやサワーみたいな甘い酒を呑んだ。それでも十分に酔えるほど、そこは居心地の良い空間だった。


Kとは大学の入学式の夜に知り合った。
二人とも、タダ飯が食えるという理由で全く興味のないサークルの新歓に顔を出していた。しかも、二次会まで参加した。


Kは当時から独特な、有り体に言うとアーティスティックな雰囲気の持ち主だった。実際、彼は人形劇のサークルに所属し、人形劇だけでなくパフォーマンスやコントなど様々な表現活動をこれまで続けてきた。


以前にも書いが、自分は驚くほどに自分を表現するのが苦手だ。
だから、どんな形であれ、オリジナルなものを表現できる人を尊敬する。
もちろんKもその一人だ。


初めてロックフェスに参加したのも、Kとだった。真夏の日差しが照りつけるひたちなかの空の下、当時まだデビューしたばかりのレミオロメンの「電話」が鳴った瞬間を、自分はまだ鮮明に覚えている。

昨年夏のライジングサンも、Kと二人で参加した。オールナイト後の朝日を見る、というのがこのイベントの一番の醍醐味のはずなのに、二人とも疲れきっていてテントで爆睡し、起きたら既に朝だったというのも今では笑い話だ。

K「来年もまた来れるといいな」
自分「だな。出来れば俺はこの会場に仕事で来ていたいけど(笑)」
K「いや、お前以外に北海道まで付いてきてくれるやついないから(笑) じゃあ、俺はブラックホール(ライジングサン第7のステージ。フェスには珍しいパフォーマンスがメインのステージ)のアーティストとして来るわ(笑)」

ライジングサンでの何気ない会話だった。
でも自分は、もしそうなったら本当に素敵だな、と思った。


夏は終わり、秋が過ぎ、年が明けた。

自分は大学を卒業し、春から社会人になる。

残念ながら院試に落ちてしまったKは、大学職員の試験を受けるという。理由を聞くと、働きながら趣味にも打ち込めるからだそうな。

「どうせやるなら、片手間でやりたくないから」

少し照れていたKだけど、眼は真剣だった。自分はその実にKらしい決断を素直に歓迎した。単純に、Kがそう決めたことが嬉しかった。


帰り道、いつもなら刺すくらいに厳しい寒さが、酔っているせいで心地良い。自転車をこぎながら、自分にとっても、Kにとっても、今年が良い一年になるといいと思った。
iPodから、BJCの「Sweet Days」が静かに流れ出した。
posted by jude at 05:55| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年所感

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年が明けて初めての書き込みです。ようやくって感じですね。
もし待っていた人がいたら(いねえか)、お待たせしました。

いや、何となく書かなかっただけです。
あと年明けてからふしだらな生活と本厄パワーのせいでずっと体調が本調子じゃなかったせいです。

そんなこんなで始まりました、2007年。

今年もやらなければいけないことをやるだけです。

社会人とやらがどんなもので、音楽業界とやらがどんなものか、それは4月からの生活の中で明らかにするしかないようです。

そして今年も最高に素敵な音楽にたくさん出会えることを楽しみに生きていきます。

自分のことをご存知の方、今年もどうぞよろしく。
posted by jude at 03:38| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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